主人の運転する車の助手席に乗っていると迷惑な運転を見かけては「下手だな、女の人か。」とよく言っています。
女性のドライバーに対して偏見がある言い方で癪に障ることもありますが、確かに運転席を見てみると女性ドライバーであることが多いのですよね。
男性の全ての人が運転が上手いわけでもなく当然下手な運転をしている人もいますし、運転が上手い女性もいます。
決して下手なのは女性に限ったことではないのですが女性は運転が下手だと思っている男性は残念ながら少なくないのです。
それ故に逆に運転が上手い車のドライバーが女性であれば一目置かれ尊敬されるのです。
ここでは女性がどういう運転をしていると上手いと思われるのか、どうすれば上手くなるのかポイントをお伝えしたいと思います。
尊敬される女性の上手い運転と言われるポイントとは?
「あの車の運転上手い!」と思わされるときのドライバーは男性が多いのですが、それでもなかには「女性ドライバーだった」ってこともありますよね。
女性ドライバーのときは男性とは違って「上手い」の次に「凄い尊敬!」という感情も湧いてきませんか。
ぜひ、ここで上手いと言われる運転はどういう運転なのか見ていきましょう。
揺れのないスムーズな運転操作
アクセルやブレーキングのタイミング、ハンドル捌きの運転操作が上手い女性は尊敬できます。
- 必要以上のブレーキングや急ブレーキを踏んで停車をしない。
- 急にハンドルを切って曲がることや車線変更しない。
- 右折左折をするときに必要以上に大きくふくらむことなくスムーズに曲がる。
- カーブ手前で十分なスピードを落とし流れるようなコーナリング。
ブレーキングやアクセルを踏みこむこと、カーブを曲がることで車に揺れが生じます。
急ハンドル急ブレーキしないことで運転手も同乗者も大きく前後に身体を揺らすこともなく振動も少なくメンタル面での負担がありません。
右折左折やカーブのときスムーズに曲がることで横揺れが少なく疲れません。
車の流れを十分把握し適度な速度での走行や適切なブレーキング、車両間隔をあけるなどの基本的な運転ができているのです。
周囲に配慮した運転
周囲の車に配慮ができる女性は運転だけではなく仕事もできるイメージもあり尊敬できると思います。
- 赤信号で停車する場合にわき道があれば車間距離を広めに空ける。
- 青信号に変わっても前方の車が進まない場合は交差点に入らずそのまま止まっておく。
- 狭い道路で車とすれ違う場合は道路わきに寄り相手が通り過ぎるのを待つ。
- 右折左折するときは適切に方向指示器を出してからスピードを落としハンドルを切る。
- 後続車の迷惑になるところではUターンしない。
- 右折するときには可能なかぎり右側によってから曲がる。
配慮ができると言うことは一瞬のうちに状況を把握して周囲に気配りができた考えのもと的確に判断した運転操作ができると言うことです。
交通ルールや運転マナーが身についているからこそできる運転ですよね。
周りに迷惑をかけない運転は素直に尊敬できます。
無駄のない運転できれいな駐車
駐車スペース内に1回のバックで真っ直ぐに停車できる女性ドライバーは運転が上手いと言えるでしょう。
自分の停車したいスペースの両隣の車の停車状況を把握し、自分がバックの開始する位置を的確に判断しています。
バックを始める前にバックミラーでの後方の状況の確認、サイドミラーで車の両サイドの確認も怠りません。
ハザードランプを点滅させ周囲の状況を常に確認しながら巧みな運転操作で後退を進め最後にタイヤを車体と垂直になるようにハンドルを切り返しながら真っ直ぐに停車。
これを人に迷惑にならないように素早く一発で行い駐車できる女性は本当にすごいと思います。
運転が上手いと思われる女性になるためには?
運転が苦手だし下手だと自分でも思っている女性も多いと思いますが、ほんの少し気を付けることで運転は上手くなります。
誰しも下手な運転で他の車に迷惑かけるより上手に運転できる方が気持ちよく車を走らせることができて良いですよね。
では、どうすれば上手くなれるのかお伝えしますね。
ながら運転を辞める
友達と会話しながらの運転やスマートフォンを操作したり通話していたり、朝であれば何気に停車中や発車直後などの時間にお化粧をするなどしていませんか。
車で走行しているときにスマートフォンの操作や通話はしてはいけないことになっていますが道路交通法が厳罰化された今でもたまに見かけます。
カーナビもそうなのですが、画面を操作することや見ることによって前方不注意になるため急ブレーキや急停車に繋がります。
会話やお化粧すること自体には罰則があるわけではありませんが注意力が散漫になります。
運転に集中することができないため運転速度が遅くなったり、あまり遅いと前方車両と間が空きすぎ今度は速度を速めたりと走行速度にムラができるのです。
急ブレーキや急停車、走行速度にムラができるような状況は決して安心できる運転ではありませんよね。
自分が感謝した運転を見習う
自分が「ありがとう」と感謝をした運転は決して下手なドライバーとは思いませんよね。
自分が脇道から出て左折や右折をしたいときに自分の車に気が付いてピタリと停止してくれる、適切な合図で走行を促してくれるドライバーには感謝します。
狭い道路を走っているときに対向車が脇によって自分が通り過ぎるのを待ってくれているのがわかれば有難く思います。
感謝されるドライバーは周囲に対して配慮した余裕のある運転ができているのです。
常に周囲の状況を確認しながらの運転、瞬時に自分と相手の車の位置関係などを認知し配慮のある判断ができる運転は親切で上手いと思います。
周囲への配慮を怠らず感謝されるドライバーと同じように運転できれば上手になると思いませんか。
自分勝手な運転をしない
女性の運転が下手だと思われるのには自分勝手な運転をしているからなのです。
- 前方の信号機が赤になるとノロノロ運転になる。
- 強引に車線変更をする。
- ちょこまかと車線変更を繰り返す。
- 駐車場から車道に出るときに車が近づいているにも関わらず進む。
- 駐車場から右折したい場合に前面道路の車の流れだけを見て発進する。
- 急ブレーキに急な右折やUターンをする。
目先の状況だけを見た運転や自分のやりたい行動を重視した自分勝手な運転は周囲の人を巻き込んだ事故になる可能性もあります。
自分の運転に思い当たることがあれば危険な運転をしていることを自覚しましょう。
自分勝手な運転をやめ未来を読んだ運転をすれば上手い女性ドライバーになるでしょう。
広い視界を保つ
視界が広く前方が見渡せることができれば目に入ってくる情報量が多くなり、状況の把握がしやすくなりますし、その分運転もやりやすくなります。
夜の運転を嫌がる人がいるのは日中の方が広い視界で周囲がはっきりと見えますし見晴らしが良いので運転がしやすいのですよね。
視野を広くするには運転席の座面の高さや背もたれの角度の調整、ハンドルの高さを自分に合った位置に調整することが有効です。
また、車のフロントドアガラスに日除けのためにサンシェードを付けいる車を見かけますが道路交通法の違反となります。
特に女性ドライバーに多く見かけるのですが視界の妨げにもなりますので極力何も装着しないで走行しましょう。
フロントガラスやリヤガラス付近にもぬいぐるみなどを置いている車がありますがこれも視界を狭くしてしまいますので避ける方が良いでしょう。
ぜひ広い視界を保つことで運転がしやすく、楽しくもなれば車に乗る回数も増え上手い運転をすることができると思います。
まとめ
今回は女性でも上手いと思われる運転についてお伝えさせていただきました。
女性は「空間認知能力」が低いため男性と比べ運転技術が劣っているようにも言われています。
空間認知能力とは目の前に見えている状態から物体の大きさや形、速度や向きや位置関係をすばやく想像し理解することなのですが・・・。
例えそうであったとしても女性でも交通ルールを守ることや運転マナーを身に付けるだけでも十分上手いと思われる運転はできるようになります。
運転マナーは自動車教習所では習わないし、地域によっても多少違うところがありますのでその点は注意が必要です。
女性も上手い運転を意識し心がけることで尊敬されるようなドライバーになりますよ。